【塾講師の実態】移項が説明できない

【塾講師の実態】移項が説明できない

最近、ニュースから学ぶシリーズを作りましたが、もう1シリーズ作ります。

それは塾講師の実態シリーズ

これは主に、今まで、そしてこれからの塾講師経験の中で

「カオスだなぁ」

と思ったことをみなさんに共有していきたいので、

入塾を考えている皆さんや、保護者さんに是非読んでいただきたいシリーズ。

お金がどんだけ無駄かわかります。

ただ、自分は数学と英語が担当なので少しそっちよりの話になります。

でも、入塾希望の生徒って大体この2教科なので参考にはなると思います。

 

【そもそも】移項とは何か

さて、タイトルの内容に入る前に皆さんは移項とは何か知っていますか?

説明できるか、ではなく知っているか、です。

移項を習うのは、中学1年生。

例えば

と言う関係を満たすの値をどうやって求めますか?

皆さんならいちいちが1のとき、2のとき・・・とは調べませんよね?

しかもは自然数とは限定していませんから、が1.7かも。

調べていたらキリがありません。

そこで、皆さん

と求めるのではないでしょうか。

 

何をしたかというと、左辺の5を右辺に移動したんですね。

=をまたぐと、符号が変わりますので5は−5となります。

(=の左側を左辺、右側を右辺と言います((左辺)=(右辺))。)

 

ではなんで=をまたぐと、符号が変わるんでしょう。(Why)

そしてこれは、移項を初めて習う中学生の子供たちには当たり前の疑問なんです。

 

この問いに対しての正しい答えは

としているから。

つまり両辺から同じ数を引いているんです。

左辺にしたことは、右辺にもしてあげなければ=は成立しません。

だから同じ数を引いてあげるんです。(負の数を足すと僕はいつも言いますが。)

 

左辺にしたことを右辺にしないと=が成立しない理由(Why)を補足しておきます。

3と等しい数はなんでしょう。

そう3です。

当たり前です。

では右辺だけに1加えましょう。

すると、

となり3と4が等しいことになります。

そんなわけないですよね。

この矛盾を解消するには、左辺にも1を加えてあげる必要があります。

そのため、左辺にしたことは右辺にもしてあげなければなりません。

 

こう見ると、いかに移項が当たり前の動作かわかります。

では、塾講師の説明を見て見ましょう。

嘘のように聞こえるかもしれませんが、マジです。

 

【実体験】数学苦手対策講座の参観で

今からお話しするのは、実体験です。

僕の勤めていた塾には、講師研修の一環として同じ塾に勤める他の先生の授業を参観しなければなりませんでした。

その日、参観することになっていた授業が

【数学が嫌いな子への対策講座】

的な授業でした。

担当講師は生徒からだいぶ批評な先生。宿題が多いのだとか。

そこではこんな授業が行われていました。

 

取り扱う内容は、中学1年生の数学の基礎基本固め。

当然、先ほど述べた移項について、しっかり理解していない生徒がいるわけです。

そして、ある生徒がある問題に対してこう言います。

 

生徒:「先生、って書いたらバツだよ。なんで。」

先生:「ほら、問題に途中式を書けって書いてあるよ。」

生徒:「途中式なんていらないよ。ってすれば当てはまるじゃん。」

先生:「習った移項というのを使わなきゃダメだよ。」・・・問題①

〜省略〜

生徒:「じゃあなんで、移項すると符号変わるの?」

先生:「そういうもんだから。」・・・問題②

生徒:「えぇ、わかんないヨォ。」

先生:「なんでわかんないの!?宿題してこないからでしょ!?sjhふdghなdf8!!!(ヒステリータイム)」

 

【問題①】問題設定に対しての疑問

もう一度言いますが、この講座名は【数学が嫌いな子への対策講座】ですよ。

そらぁ「そういうもんだから」というだけで理解できるわけがありません。

しかもそういうもんではないです。

 

まず問題①についてですが問題設定がおかしくないですか。

例にも出したとすれば、見事当てはまります。

そう、この生徒は数当てゲームのように探し出す戦法をとったわけです。

そりゃそうです、移項が理解できていないわけですから。

そして、問題もその戦法で十分解けます。

なので、この子にとってはそもそも途中式の意味がわかりません。

式ではなく直感で当てられるわけですから、移項の恩恵も理解できません。

 

もし、途中式ということに着目させて、移項という戦法に導こうとしているなら問題をもう少し複雑にして

とかにして見てはいかがでしょう。

これは当てるのちょっと難しいんじゃないでしょうか。

もしくは

について解かせるとかも有効かと思います。

少なくともバツはやりすぎなんじゃないでしょうか。

せめて三角です。

 

勘違いしないで欲しいのは、僕は答えがあってればいいというと言いたいわけではありません。

数学の解き方は1通りとは限りません。

数多の手法の中から、自分が最も好む、最適だと思った解法で解けばいいんです。

だから、この問題で数当てゲームという手法をとってもいいと思います。

移項という動作を経験させるには、むしろ問題が不適切と言いたいんです。

移項を使う必要性が感じられませんからね。

 

【問題②】そういうもんじゃないっす

移項の原理を知った上で苦手な子に対してそれを説明するとき

「そういうもんだから」

なんて発言でますか?

普通でませんよね。

つまりこの爺さん、移項を理解していません。(あヤベ、性別バレた)

いやまぁしょうがないっちゃぁしょうがないんです。

 

なぜかと申しますと、ゆとり以前の世代、特に今の中高年世代の教育は

答えがあっていればいい

原理なんかいい、やり方さえあっていればいい

という世代。

つまり、与えられたものをこなすことをメインに教育された世代

生産性のない世代なので、今後彼らの仕事はコンピュータが全てやってくれます。

 

まぁなので、今後の世代を教育するには非常に不向きな世代なわけです。

時代に逆行しているというか、なんというか。

しかもこういう世代ほど無駄に歳を重ねているので、自分の経験に絶対の自信を誇り出します。

なので、新しいことを学ぼうとしません。

最悪です。

 

以上のような理由で、教え方がど下手くそな上めちゃくちゃです。

これで宿題をむちゃくちゃ出されても、生徒としてはやる気も起きないわけです。

そして、宿題をやってこない生徒のせいにする。

当然成績が上がるわけもないですが、塾での三者面談でいうのが生徒の授業態度の悪さ。

小さなところに目をつけて、ケチをつけ出します。

姿勢とか、あくびするとか。

それが移項となんの関係があるんだよ!?

これが時給2000円の仕事です。

月謝5万円の指導内容です。

しかも特別講座だから1講座3000円の指導です。

すごいでしょぅ(泣)

 

【まとめ】

ちなみに、この爺さん。

僕がiPadで授業を行うと、スッゲー文句言ってくるんです。

なんだっけ、液晶のせいで頭悪くなるだっけ。

そんなこと言ってました。

ムッチャゆとりゆとり言ってディスってきます。

 

よく、塾長に言われるのは

大学生ということは隠せ。

保護者さんが不審がるということでした。

ですが僕は言いたい。

新しい世代ほど、ちゃんとしたことを教えられると。

 

無駄に塾講師歴を重ねていても、所詮は一般人。

教育学部を出た

理学部を出た

とかじゃなければ、専門性もなければ、指導力もありません。

それで年重ねて威張っているんだから、授業改善もされません。

 

若い人は生徒から嫌われると傷つき、改善しようとする人が少なからずいます。

専門性がなく、指導力がないにしてもまだ改善の余地があります。

 

ですが、そもそも専門性も、指導力もない人たちに月いくら払っているんですか。

僕はそのお金を、本屋とかで売っている教材に当て、

生徒が自主的に勉強できるようになる方がいいと思います。

興味関心を持って挑めば、成績なんか後でついてきます。

塾に来て、勉強に興味関心をそそられたという生徒は少ないです。

そんなもんないから塾に入れてると言われますが、塾に入れたところで何も変わりゃしませんよ。

 

僕は以上のように思っているので、なるべく担当する生徒には興味関心を持ってもらえるよういろんな話をします。

今回の移項のテーマであれば例えば

ですかね。

長くなるのでなぜかは説明しませんが、わかる人はわかります。

 

第1回としてこの内容を取り上げましたが、そもそも移項をしっかり理解していますか?

この程度の内容は、移項を使える世代からすれば原理なんて知らなくても

そういうもんだから

で解けるわけです。

ただ、それは理解しているわけではなく、慣れているだけ

生徒たちにそれは通じません。

これからの世代のために、もう一度考え直して欲しいなぁ、あの爺さんには。

 

あ、ちなみに、上記までに2回ほど(Why)というものを書きましたがそれは以前の記事でお伝えした

数学が得意になるための必須事項ですので、参考までに書いたまでです。

数学が得意になるにはこれだけ!

 

以上です。

ご閲覧ありがとうございました。

ではでは。